特別ゲスト講師
Lorna McGhee
ローナ・マギー
スコットランドに生まれる。故郷ではデイヴィッド・ニコルソン、英国王立音楽院では美知恵・ベネット、ウィリアム・ベネットの各氏にフルートを師事し、卒院時には最優秀成績者を彰する「女王賞」を授与される。卒院後まもなく英国BBC交響楽団首席フルート奏者に就任し音楽活動を始めるが、1998年北米に移住し、2012年よりピッツバーグ交響楽団首席フルート奏者に就任している。
これまでにも数多くの演奏活動を行っており、協奏曲のソリストとしては、ロンドン交響楽団、スコットランド室内管弦楽団、BBCスコットランド交響楽団、マニトバ室内管弦楽団、トロント管弦楽団、ヴィクトリア交響楽団、ナッシュビル室内管弦楽団、オレゴン・バッハ・フェスティバル管弦楽団、サンルイス・オビスポ交響楽団、ゲートウェイ室内管弦楽団、ピッツバーグ交響楽団など多数のオーケストラと、またアジア圏では九州交響楽団、台湾のエバーグリーン交響楽団とも共演している。オーケストラ奏者としても、シカゴ交響楽団、ミネソタ管弦楽団、ロンドン交響楽団、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、アカデミー室内管弦楽団、ヨーロッパ室内管弦楽団の客員首席奏者を務めている。
ソロや室内楽奏者としては、ウィグモアホール(ロンドン)、バージミュージック(ニューヨーク)、ルーブル美術館(パリ)、シューベルトザール(ウィーン)など、ヨーロッパや北米各地でリサイタル等の演奏活動を行っている。
また、教育者としての活動も盛んに行っており、ミシガン大学、ブリティッシュコロンビア大学での教授職を経て、現在はカーネギーメロン大学にて後進の指導にあたっている。英国王立音楽院、ジュリアード音楽院をはじめとする世界各地の一流音楽大学や音楽院、またフルートフェスティバルに招聘され行なわれたマスタークラスでは「彼女の柔和な笑顔の中からも確実な基礎力や音楽に対する情熱が伝わり、受講生の個性や実力を引き出してくれる」と好評を得ている。
現在、ピッツバーグ交響楽団首席フルート奏者、英国王立音楽院名誉会員(FRAM)。
【使用楽器:Altus AL model 】
Koichi Itoh
1962年19才で京都市交響楽団に入団、2年後に首席奏者となる。以来33年間オーケストラプレーヤーとして活躍し、またソロや室内楽の分野でも活発に演奏活動を行った。1973年ボスヴィル(スイス)でのマルセル・モイーズ マスタークラスにおける演奏は同氏より賞賛され、そのフレンチスクールを継承する演奏スタイルは今日まで常に高い評価を受けている。また京都市立芸術大学や相愛大学などで後進の指導にも力を注ぎ、多くの門下生が国内外で活躍している。彼らの呼びかけで2003年「デビュー40周年を祝うコンサート」2013年「フルーティスト伊藤公一50周年を祝うリサイタル」2023年「80歳を祝う会」が開催された。2005年から2015年まで名古屋芸術大学及び大学院教授を務める。2013、2014年とイタリアのサレマラシノにてウィリアム・ベネット氏らと共演、2015年にはイタリアで、また2019年にはシンガポールフルートフェスティバルにてリサイタルを行い好評を博した。2014年からは『伊藤公一フルートセミナー』が開催されている。2021年度第41回藤堂音楽賞受賞。
YouTube「伊藤公一Fluteチャンネル」を配信。名古屋芸術大学名誉教授。
YouTube 伊藤公一Fluteチャンネル
youtube.com/c/itoh141koichiflute
Haruhiko Fukuda
フルートを12歳で始め、川瀬瑩公氏、伊藤公一氏に師事する。
京都市立芸術大学を経て、1988年同大学院を修了。修了に際し大学院賞を受賞。
在学中に第3回日本フルートコンヴェンションコンクール第1位。NHK洋楽オーディションに合格。
1989年名古屋フィルハーモニー交響楽団に入団。その後、第1回日本木管コンクール第2位。1991年にはバロックザールでのリサイタルが評価され、青山音楽賞を受賞。1995年アフィニス文化財団海外研修員に選ばれ、アメリカ合衆国へ留学。ミッシェル・デボスト氏、フェンヴィック・スミス氏らのもとで研鑚を積む。
ソリストとして、名古屋フィルハーモニー交響楽団と共にイベール、ライネッケ、ニールセン、モーツァルト、J.S.バッハ、尾高、武満など協奏曲等を数多く演奏している他、宗次ホール主催「富久田治彦プロデュースによる室内楽シリーズ」やリサイタル、アジア・フルート・コングレス、日本フルート・コンヴェンション、および日本各地で開かれるフルート・フェスティバル等で活躍している。
2018年には国立台南大学に招聘され、マスタークラスや講演、モーツァルトの協奏曲を演奏した。またアジア・フルート・コングレス韓国釜山市ではファイナルコンサートの指揮者を、中国上海市ではマスタークラスを務めた。幅広い活動を国外にも展開している。
日本音楽コンクール、日本木管コンクール、全日本吹奏楽コンクール等審査員を歴任。
現在、名古屋フィルハーモニー交響楽団首席フルート奏者。
京都市立芸術大学大学院および椙山女学園大学大学院非常勤講師。
アジア・フルート連盟常任理事・日本本部副部長。
Naoko Ishibashi
桐朋女子高等学校音楽科を経て桐朋学園大学で学び、ピアノを北村陽子、アンリエット・ピュイグ=ロジェ両氏に師事。
第82回日本音楽コンクールにてコンクール委員会特別賞を、びわ湖国際フルートコンクールで最優秀協演賞を4度受賞している。
NHK教育TV(現 NHK-Eテレ)《趣味悠々 フルート入門》でピアニストを務めた他、NHK-FMやNHK-BSに多数出演。内外の演奏家とのリサイタルでの共演の他、CDレコーディングにも積極的に取り組んでいる。神戸国際フルートコンクール、ジャック・ランスロ国際クラリネットコンクールなどに公式ピアニストとして招聘され、また様々なフェスティバルで各国の演奏家と共演を重ねている。
Kumi Mizuno
京都市立堀川高校音楽科を経て京都市立芸術大学及び大学院を修了。
ルツェルン音楽院にてM.フレーガー、M.ホルショフスキ各氏のマスタークラスをスカラシップを得て修了する。NHK洋楽オーディションに合格、京都音楽協会賞受賞。日本モーツァルト音楽コンクールピアノ部門、及びピアノ伴奏部門に入選し、併せて洗足学園前田賞受賞。
近年はコンクールの公式ピアニストを務める他、世界の名手達との共演を重ねている。2013年~2015年、イタリアで開催されたWilliam Bennett 氏のマスタークラス、また2019年にはシンガポールのフルートフェスティヴァルでも公式ピアニストを務めた。
Namiko Tamura